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令和5年早春展
春の茶道具取合せ
茶の湯の精神をあらわす言葉としてよく言われるのが「一期一会」です。千利休の弟子が記した『山上宗二記』「茶湯者覚悟十体」にある「一期に一度の会」に由来するとされ、いつであっても茶会は毎回、一生に一度しかない、一つ一つの場に誠心誠意をもって臨むべきことを説いています。
早春の茶は、あたたかさが重視され、おめでたさや華やかさを取り入れた趣向となることが少なくありません。本展では、湯木𠮷兆庵(貞一。1901~97)が昭和40年2月16日に行った茶事の再現展示を行います。「早春茶飯釜試み茶」と題が付くとおり、侘びた風情で秋にもちいられることの多い茶飯釜を中心に据えた意欲的な茶事です。館蔵品は茶飯釜の本歌とされ、京都三条釜座の鋳物師「國次」と「承応2年」(1653)の銘を持ちます。
もう一席、館蔵の茶道具より茶会の取合せを展観いたします。見どころのひとつは古筆の掛物で、前期には「重要文化財 熊野懐紙」を展示。後鳥羽上皇は和歌山県紀伊半島南部の熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に参詣する熊野詣を頻繁に行いました。熊野懐紙とは、熊野詣の途次にある分霊を祀った王子にて行われた歌会の和歌懐紙であり、今回陳列するのは『新古今和歌集』の撰者として知られる藤原雅経が、藤代王子(和歌山県海南市)で催された和歌会にて、「山路眺望・暮里神楽」の2題を詠んだものです。後期には「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と桜が詠まれた「重要文化財 佐竹本三十六歌仙絵 在原業平」を展示いたします。
一部陳列替えを行いまして約40点をご覧いただきます。早春の一日、湯木美術館の茶道具との一期一会をお楽しみください。
会期 | 2023年1月8日(日)~3月21日(火・祝) 前期:1月8日(日)~2月12日(日) 後期:2月15日(水)~3月21日(火・祝) |
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重要文化財 佐竹本三十六歌仙絵
在原業平(後期展示)
井戸脇茶碗 銘「長崎」
(通期展示)
主な展示品 |
重要文化財 熊野懐紙 藤原雅経筆(前期展示) 茶飯釜 國次作(通期展示) 中興名物 瀬戸肩衝茶入 銘「春山蛙声」(1月9日~3月21日展示) 赤茶碗 銘「福寿草」宗入作(前期展示) |
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※今後の情勢により、予定が変更となる可能性がございます。