- 令和6年 夏季展
- 令和6年 春季展
- 令和6年 早春展
- 令和5年 秋季展
- 令和5年 夏季展
- 令和5年 春季展
- 令和5年 早春展
- 令和4年 秋季展
- 令和4年 春季展
- 令和4年 早春展
- 令和3年 秋季展
- 令和3年 夏季展
- 令和3年 春季展
- 令和3年 早春展
- 令和2年 秋季展
- 令和2年 春季展
- 令和2年 早春展
- 令和元年 秋季展
- 令和元年 夏季展
- 平成31年 春季展
- 平成31年 特別展
- 平成31年 早春展
- 平成30年 秋季展
- 平成30年 夏季展
- 開館30周年記念展
- 平成30年 早春展
- 平成29年 秋季展
- 平成29年 春季展
- 平成29年 早春展
- 平成28年 秋季特別展
- 平成28年 夏季展
- 平成28年 春季特別展
- 平成28年 春季展
- 平成27年 秋季特別展
- 平成27年 夏季展
- 平成27年 春季特別展
- 平成27年 春季展
- 平成26年 秋季特別展
- 平成26年 夏季展
- 平成26年 春季特別展
- 平成26年 春季展
- 平成25年 秋季特別展
- 平成25年 夏季展
- 平成25年 春季特別展
- 平成25年 春季展
- 平成24年 秋季特別展
- 平成24年 春季特別展
- 平成24年 春季展
- 平成23年 秋季展
- 平成23年 夏季展
- 平成23年 春季展
- 平成22年 秋季展
- 平成22年 春季展
- 平成21年 秋季展
平成27年 春季展
「千家歴代と樂歴代の茶道具
―利休のデザインと展開―」
千家歴代の茶道具と樂歴代の作品を展示します。
利休と長次郎が生み出した茶碗は400年以上にわたって樂家に受け継がれ、各代の当主により釉薬や装飾、器種の多様化など、独自の創意工夫が加えられてきました。
特に江戸時代中期に、茶の湯の世界は大きな変革期を迎えます。千家では門人の増加を背景に、 表千家7代如心斎宗左や裏千家8代一燈宗室らが七事式を制定し、まとまった数の茶道具「数物」も製作されるようになります。如心斎作の「茶杓 歌銘牛の子に」は「北野三十本」と呼ばれる連作で、数物の典型例です。一方、樂家の5代宗入や6代左入は需要に応えるため、一度に多数の茶碗を作り始めています。
また、千家では古来から使われていたスタンダードなデザインの茶道具を「利休形」として定め、利休の造形を継承しつつ、手造りの茶碗や茶杓などに独自の創意を加え、茶道具に新たな展開を生み出します。
江戸時代後期以降、千家の茶は公家や日本各地の富裕な町人など幅広い層に普及し、明治時代以降の近代茶道の基礎が形作られました。千家では多様な求めに応じて一行や画賛をはじめ、好み物を多く生み出します。樂家でも需要の多様化を受け、食器などの器種が増えて多彩な釉薬が用いられるようになり、高麗物を写した7代長入作の「彫三島写茶碗」や、国焼を写した9代了入作の「織部写花筏文向付」など写し物も多数製作されました。
当館で樂歴代の作品が一堂に展示されるのは10年ぶりとなります。今回は千家歴代の作品をあわせて展示し、双方の各代の特徴を明らかにしていきます。前・後期で約50点を展示します。
長次郎作 黒茶碗 銘キリキリス
会期 | 平成27年1月6日(火)〜3月29日(日) 前期:1月6日(火)〜2月15日(日) 後期:2月18日(水)〜3月29日(日) |
---|---|
黒大棗 利休在判 【後期】
千少庵作 竹一重切花入
雲州蔵帳所載【後期】
道入作 赤茶碗 銘三井寺
仙叟宗室作 茶杓 銘山鳥 【後期】
左入作 天目形黒茶碗 10客の内 【後期】
長入作 彫三島写茶碗
主な展示品 |
唐物朱輪花盆 宗旦在判 【後期】 関宗長作 真塗手桶水指 【前期】 不休斎宗室好甲赤棗 【前期】 覚々斎宗左筆 発句詠草「ノ貫ハ」 【後期】 啐啄斎宗左筆 一行「萬歳々々萬々歳」 【前期】 長入作 梅蓋物 【前期】 |
---|---|
※期間中、一部展示替えがあります。