- 令和6年 夏季展
- 令和6年 春季展
- 令和6年 早春展
- 令和5年 秋季展
- 令和5年 夏季展
- 令和5年 春季展
- 令和5年 早春展
- 令和4年 秋季展
- 令和4年 春季展
- 令和4年 早春展
- 令和3年 秋季展
- 令和3年 夏季展
- 令和3年 春季展
- 令和3年 早春展
- 令和2年 秋季展
- 令和2年 春季展
- 令和2年 早春展
- 令和元年 秋季展
- 令和元年 夏季展
- 平成31年 春季展
- 平成31年 特別展
- 平成31年 早春展
- 平成30年 秋季展
- 平成30年 夏季展
- 開館30周年記念展
- 平成30年 早春展
- 平成29年 秋季展
- 平成29年 春季展
- 平成29年 早春展
- 平成28年 秋季特別展
- 平成28年 夏季展
- 平成28年 春季特別展
- 平成28年 春季展
- 平成27年 秋季特別展
- 平成27年 夏季展
- 平成27年 春季特別展
- 平成27年 春季展
- 平成26年 秋季特別展
- 平成26年 夏季展
- 平成26年 春季特別展
- 平成26年 春季展
- 平成25年 秋季特別展
- 平成25年 夏季展
- 平成25年 春季特別展
- 平成25年 春季展
- 平成24年 秋季特別展
- 平成24年 春季特別展
- 平成24年 春季展
- 平成23年 秋季展
- 平成23年 夏季展
- 平成23年 春季展
- 平成22年 秋季展
- 平成22年 春季展
- 平成21年 秋季展
平成31年 早春展
「利休と茶の湯のエピソード
-茶書に描かれた利休の姿-」
茶の湯について書かれた本を茶書といいます。千利休は「不立文字」、茶の湯の心は文字で伝えることはできないと考えました。しかし、利休が没してから時が経ち、茶の湯人口が増加するのに合わせ、茶の湯に関わる事柄が書き綴られ、茶書は広く人々の目に触れるようになります。
茶書のなかには、利休や利休に関わる人々の茶にまつわるエピソードが集められています。人々はそこから、利休以来の茶法や精神を感じ取ってきました。
利休の孫・千宗旦が語り、藤村庸軒によって書かれた『茶話指月集』は、久須美疎安によって編集・刊行されました。版行された茶の湯の逸話集の最初と言われます。また、『江岑夏書』は宗旦の三男・江岑宗左によって、随流斎宗佐のために書かれました。これらが記されたのは、利休が生きた時代からおよそ百年が経った江戸時代中期のことです。利休百年忌には、福岡藩家中の立花実山が編集に携わったと思われる、『南方録』が成立し、利休回帰への機運があったこともうかがえます。
本展では「利休ゆかりのエピソードを持つ茶道具」をテーマに約40点を展示いたします。有馬の阿弥陀堂の僧が大釜を望んだことに始まり、利休がデザインし釜師与次郎に作らせて用いたところ流行した逸話を持つ「阿弥陀堂釜」のほか、長次郎作の名物茶碗として『茶話指月集』に書かれる「長次郎作 赤茶碗 銘 再来」や、利休が所持し銘の由来が記された『江岑夏書』所載の「黄瀬戸建水 銘 大脇指」を特別展示いたします。
茶書に著された逸話から、茶道具の向こう側に利休の姿を感じていただけましたら幸いです。
会期 | 平成31年1月8日(火)~2月8日(金) |
---|
赤茶碗 銘「再来」 長次郎作
『茶話指月集』所載
樂家初代長次郎を代表する名物茶碗として、利休が名作と見出した「黒茶碗 銘 東陽坊」や「赤茶碗 銘 検校」に続けて、『茶話指月集』にその名が挙げられています。
黄瀬戸建水 銘「大脇指」
『江岑夏書』所載
『江岑夏書』によると、利休が所持した黄瀬戸の建水で、水指(太刀)のように大振りであり、建水が腰の側に置かれることからこの銘が付けられました。
黒茶碗 銘「しば栗」 常慶作
竹二重切花入 銘「平宗盛」
千宗旦作
阿弥陀堂釜 与次郎作
千利休所持
竹茶杓 銘「ヤハラ道怡」
千利休作
その他の 主な展示品 |
春屋宗園茶杓添状 千宗旦筆 唐物脛当花入 利休瀬戸茶入 銘「有明」 建盞(禾目天目) 竹蓋置 宗旦在判 |
---|---|