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平成30年 早春展
千家に受け継がれる美の形
― 好み、写し、見立てを中心に ―
千家では、千利休の好み物や見立て、それらの写しなどを基準に、時代に即した茶道具を生み出してきました。
現在の茶道具のバリエーションの豊かさは、利休の存在が大きく影響しています。卓越した感性を持つ利休は、黒塗の棗や茶杓の形を理想の形に誂え、瓢花入や樂茶碗など新たな茶道具の形を提唱しました。これらは後に利休の「好み物」として広く製作されています。また、本来茶の湯のために作られたものではなかった舶来品や日用品なども「見立て」の道具として積極的に茶の湯に取り入れられました。以後の千家では、「(千家名物)又隠棗 千宗旦在判」や「(中興名物)信楽鬼桶水指」のように、多種多様な道具が好み物や見立ての茶道具として受け継がれると同時に作り出されていきます。
一方、優れた形などを受け継ぐ「写し」も多く製作されました。「唐物朱輪花盆 千宗旦在判」を写した「輪花盆写 玄々斎在判」では、盆の形状を引き継ぎながらも、朱塗を溜塗に改められるなど、それまでのものが全く同じ姿で写されるのではなく、後代によって工夫されて新しい好み物へと生まれ変わっています。このように利休の創意を元に、今なお多くの茶道具が幅広い変化を見せています。
本展では、千家に縁のある好みや見立て、写しの道具を中心に、前期・後期あわせて約50点を展示し、茶の湯の「美しい形」がどのように継承され、工夫が加えられながら展開したかをご紹介します。
会期 | 平成30年1月7日(日)~3月25日(日) 前期:1月7日(日)~2月12日(月・祝) 後期:2月15日(木)~3月25日(日) |
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「写し」
〔右〕瓢花入 千利休作(前期)
〔左〕瓢花入 銘「面壁」千宗旦作(前期)
「見立て」
(中興名物)信楽鬼桶水指
「好み」
黒大棗 千利休在判
「好み」
黒筒茶碗 銘「春朝」 長次郎作
主な展示品 |
「好み」 (千家名物) 又隠棗 千宗旦在判(後期) 「写し」 割山椒向付 割山椒(三つ葉)形向付 道入作 唐物朱輪花盆 千宗旦在判(後期) 輪花盆写盆 玄々斎在判 8代中村宗哲作(後期) 「見立て」 茶壺 蓮華王 啐啄斎銘「尉か髭」 |
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※会期中展示替えあり
※前後期の注記がないものは、通期で展示
※予告なく展示作品が変更になる場合があります。