当館は1987年11月に開館しました。
初代館長であった湯木貞一は日本料理店「吉兆」の創業者でもありました。
生涯をかけて日本料理にたずさわり、日本料理を文化として総合芸術の域にまで高めたと評価され、1988年には文化功労者として顕賞を受けています。
湯木は料理と茶の湯を人生の両輪とし、料理と共に茶の湯の研鑚も重ねて、茶事・茶会を催すかたわらで茶の湯の道具の収集にも心を傾けました。
当館はその湯木の茶の湯のコレクションを収蔵し、展示しています。
その内容は重要文化財13点、重要美術品3点を含むもので、「石山切(伊勢集)」「高野切」「春日宮曼茶羅」「唐物茶入 銘紹鴎みほつくし茄子」「志野茶碗 銘広沢」「織部四方手鉢」(いずれも重文)など、主に奈良時代から江戸時代にわたる優品を蔵しています。
石山切(伊勢集)
唐物茶入
銘紹鴎みほつくし茄子
志野茶碗 銘広沢
住吉蒔絵平棗 山本春正作
織部四方手鉢
休館日 | 月曜日(但し祝日の場合は開館)、展示替期間中 |
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開館時間 | 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
入館料 | 一般700円、大学生400円、高校生300円 (20名以上の団体は100円引き) |
所在地 | 〒541-0046 大阪市中央区平野町3-3-9 |
電話番号 | 06-6203-0188 |
FAX番号 | 06-6203-1080 |