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湯木美術館開館25周年記念 平成24年秋季特別展
「関西数寄者の茶道具 ― 明治・大正・昭和 ビジネスリーダーたちの茶会」
本年11月、湯木美術館は開館25周年を迎えます。
この記念特別展として、近代の大阪を中心とする関西で活躍した実業家や数寄者が所持し、茶会で使用した茶道具を厳選して展示します。
江戸時代の関西は、「天下の台所」・大坂を中心に経済が繁栄し、茶の湯文化を支えた豪商を輩出してきました。
明治維新を経た関西は、東京とほぼ同時に大阪や神戸で商法会議所が設立されるなど、いち早く近代的な諸制度を導入し、日本の市場経済をリードする地域として発展します。特に大阪は金融業に加え、繊維業を中心に工業も発展し「東洋のマンチェスター」、昭和初期には全国一の工業都市として「大大阪」と称されるようになります。
明治以降、関西の経済発展を担った人々は、江戸時代にはなかった経営組織である「会社」を動かしているビジネスリーダーでした。彼らは事業のかたわら美術品収集と茶の湯に傾倒した数寄者であり、さまざまな茶会を催しつつ、文化の担い手として活躍しました。この伝統は戦後の関西企業経営者にも受け継がれていきます。
今回は、明治から昭和にかけての関西を代表する数寄者のうち、平瀬露香(金融業、保険業)・藤田伝三郎(鉱工業、不動産業)・久原房之助(日立グループ)・岡本正三郎(伸銅業)・湯浅七左衛門(GSユアサ)・寺田甚吉(紡績業、南海鉄道)・乾豊彦(乾汽船)・湯木貞一らが実際に茶会で使用した茶道具を中心に、前・後期でのべ60点を展示いたします。
同時に、関東を代表する益田鈍翁(三井物産)らの数寄者が使用した茶道具を展示し、東西数寄者の交流や美意識の差を明らかにします。
仁清 色絵柳橋図水指 大阪・久原房之助伝来【後期】
会期 | 平成24年9月1日(土)~12月16日(日) 前期:9月1日(土)~10月14日(日) 後期:10月17日(水)~12月16日(日) |
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重要文化財 伝紀貫之筆 寸松庵色紙
京都・岡本正三郎伝来【後期】
11/2~11/18
蕎麦茶碗 銘「夏月」
大阪・平瀬露香、神戸・乾豊彦伝来
【前期】
絵高麗茶碗 伊丹・小西新右衛門伝来 【前期】
釘彫伊羅保茶碗 銘「秋の山」
大阪・寺田甚吉伝来 【後期】
小堀遠州作茶杓 銘「柏樹子」
神戸・乾豊彦伝来 【前期】
南蛮芋頭水指 萬暦己丑年銘
名古屋・森川如春庵伝来 【後期】
唐物籐組脛当炭斗
大阪・藤田伝三郎伝来 【前期】
呉須赤絵花鳥文鉢
灘・嘉納治兵衛、京都湯浅七左衛門伝来 【後期】
主な展示品 |
仁清 色絵扇流文茶碗 大阪・久原房之助伝来 【前期】 仙叟作茶杓 銘「明歴々」・覚々斎作茶杓 銘「露堂々」一双 京都・住友春翠伝来 【前期】 古銅象耳花入 京都・近衛家伝来 【前期】 瀬戸真中古肩衝茶入 銘「春山蛙声」 東京・益田鈍翁伝来 【前期】 重要文化財 伝小野道風筆 継色紙 京都・湯浅七左衛門伝来 【後期】12/5~12/16 乾山焼 銹絵雪笹向付 大阪・磯野良吉伝来 【後期】 唐銅合子建水 遠州蔵帳所載 大阪・藤田伝三郎伝来 【後期】 猿鶴蒔絵茶箱 湯木貞一伝来 昭和40年・光悦会徳友庵の道具組再現 【後期】 |
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※期間中、一部展示替えがあります。