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平成27年 夏季展
「小さな茶道具の豊かなデザイン―香合・羽箒・炭斗をみてみよう―」
茶の湯では、お茶を点てる「点前」はもちろん、風炉・炉に炭をつぎ、湯合を整える「炭手前」も客前で行われます。茶の湯が行われはじめた頃、炭をつぐことは茶席に客がいない間に行うべきこととされていましたが、千利休が活躍した頃から客前で炭手前が行われるようになりました。炭手前により、ここで使われる「炭道具」への注目が高まりました。
炭道具のうち、香合は茶席で香炉が使われなくなる16世紀末から茶席で使われ始め、唐物の塗物や交趾や染付といった焼物が見立てられています。和物は化粧用の小箱の転用や塗物の香合が製作されはじめ、さらに美濃や京都などでさまざまな香合が焼かれるなど、バリエーションが広がっていきます。江戸時代後期には香合のランキング「形物香合番付」が刊行されたことからも、香合の多様性と人気ぶりがうかがえます。
炭斗は唐物の組物などが転用されていましたが、後に唐物を写した日本製の組物や瓢の炭斗が作られるようになりました。羽箒は儀礼道具としての見方もあり、大名茶人らが熱心にこだわったようで、特に古いものでは小堀遠州自作の鶴の羽箒などが伝わっています。鐶や火箸、灰匙なども細かい装飾や蒔絵や象嵌が施され、客の視線が意識されていたことがわかります。炭道具は多くが実用的で小振りな作品ですが、羽箒の柄の工夫や鐶や火箸の象嵌装飾など細部に茶人や職人の技巧がみられます。
さまざまなデザインの香合と炭道具を中心に夏の茶道具とともに、前・後期で約60点を展示します。
仁清 色絵結文香合 池田家伝来
会期 | 平成27年6月12日(金)〜7月31日(金) 前期:6月12日(金)〜7月5日(日) 後期:7月8日(水)〜7月31日(金) |
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熊野行幸図 岡田為恭筆【後期】
古芦屋松竹文釜【後期】
亀甲蒔絵錫縁香合
毛利家伝来【後期】
織部串団子文香合
鴻池家伝来
唐物籐組脛当炭斗
藤田家伝来【後期】
小堀遠州作 鶴羽箒
歌銘増鏡 細川家伝来【前期】
猿鶴蒔絵茶箱
鴻池家伝来【前期】
主な展示品 |
池西言水筆 短冊 鯉はねて【前期】 森川許六筆 短冊 蚊遣火の【後期】 千家名物 交趾台牛香合 三井家伝来 宋胡録柿香合 仁清 色絵冊子若紫香合 唐物六角足付炭斗 鴻池家伝来【前期】 羽箒十種 |
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※期間中、一部展示替えがあります。