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令和元年 秋季展
「伝統と創造を重ねる上方の手わざ
−茶席を彩る江戸時代から近現代の名品−」
本展では、近現代の職人たちのわざに注目し、伝統と創造の積み重ねをご覧いただきます。
わび茶を大成した千利休が、陶工の長次郎に樂茶碗を作らせたように、名だたる茶人たちは、みずからの美意識を反映させた好み道具を作らせてきました。千家家元が茶室を営む京都を中心に、上方の地では多くの職人が活動をしています。千家に茶道具を納める10の家である「千家十職」のほか、塗師川端近左や指物師三好木屑、陶工白井半七といった十職に匹敵するほど茶道具製作に長けた職人たちの多くが京都・大阪・兵庫に工房を構えました。
本展では、彼らが手本とした古典作品とともに陳列いたします。さらに、京都に生まれ星ヶ丘茶寮を営んだ北大路魯山人や九谷焼の系譜の矢口永寿など、同時期の作品を展示いたします。茶席を彩る近現代の手わざ約70点をご堪能ください。
会期 | 令和元年(2019)9月3日(火)〜12月8日(日) 前期:9月3日〜10月14日 後期:10月17日〜12月8日 |
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樂家13代 惺入作 黄釉筒茶碗
濃い色味の黄釉が掛けられた茶碗です。惺入は激動の近代のなかで、やきものの技法の研究に熱心に取り組み、様々な鉱石を入手して釉薬に活かしました。
仁阿弥道八作 色絵桜透かし鉢
仁阿弥道八は幕末の京焼の名手で知られます。鉢の内外に満開の桜が描かれ、道八らしい優美な風情が感じられます。
三好木屑作 砂張棒先建水ほか
(後期展示)
永楽妙全作
呉須赤絵写向付
須磨対水筆 四季画帳
(前後期ページ替え)
神戸雪汀作 草花文八寸盆
(前期展示)
主な展示品 |
永楽保全作 南蛮写〆切糸目建水 10代中村宗哲・佐野長寛作 片輪車蒔絵碗(後期展示) 8代白井半七作 雲錦手鉢 和田桐山作 萌黄地金襴手馬上盃 |
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※予告なく展示作品が変更になる場合があります。